製造・開発担当者に聞く! スキンケアに特化した『キレイストシャワーミスト』はこうして生まれた

毎日のバスタイムを極上のリラックスできる時間にできたら――。そんな願いを叶えてくれるシャワーが2025年4月に誕生しました。
ウルトラファインバブル(以下、UFB)機能と浄水機能を搭載したシャワーヘッド『キレイストシャワーミスト』です。

こだわりは、細かくやわらかなミストと、心にうるおいを与える高揚感のあるデザイン。
清廉された佇まいを実現したその裏側にはどのようなストーリーがあったのか、企画・開発・デザインを担当した3名に聞きました。

株式会社タカギ
製造本部 開発部 商品企画課 長嶋 礼子(左)
開発部 水栓商品開発一課 今泉 凌佑(中央)
製造本部 開発部 商品企画課 笹谷 啓太(右)


通常価格:24,200円 (税込)
特別価格:22,000円 (税込)


考えたのは、「洗顔」でいちばん大事なこと

長嶋礼子(以下、長嶋) はじめにアイデアが浮かんだのは、私自身の肌がとても敏感なことからでした。世の中のミストシャワーが、肌にあたるとチクチク痛く、刺激が強くて……。

そこから企画するにあたって、ミストシャワーを使っている一般の方のお話も聞きました。
すると「我慢して使っている」とか、「痛いから体や顔から離して使う」とか、どこか無理している方が少なからずいらしたんです。

洗顔で1番大切なのは、肌への摩擦や刺激が少ないことだともいいます。にも関わらず、こうした悩みが意外と多いことに矛盾を感じました。
そこで、肌の敏感な方はもちろん、肌刺激が気になるシーズンであっても誰もが安心して使える、刺激のないミストシャワーをつくろうと動き始めたんです。


笹谷啓太(以下、笹谷) それが4年前ですよね。開発するにあたって、僕もさまざまなミストシャワーを使ってみました。
これまではシャワーが刺激になるとは意識したことがなかったので、“肌あたりはやわらかい方が心地いい”ということに改めて気づかされましたね。


今泉凌佑(以下、今泉) 僕もそれまで気にしていませんでしたが、使ってみるとピリピリと感じるものもありました。毎日使うシャワーが刺激に感じることもあるのだと、初めてそこで気が付いたんです。

長嶋 意外ですよね。細かなはずのミストがなぜ痛いかというと、粒が細かすぎる場合、1粒1粒の刺激がより強くなってしまうことがあるんです。
また、ミスト自体がシャワーから出るときに重なって集合体となり、肌へ当たる圧が大きくなってしまい、痛みにつながるケースもあります。

今泉 『キレイストシャワーミスト』を通して、今までどこか無理していた方のお困りごとを解消できるものづくりができて嬉しいです。

「やわらかな肌あたりのミスト」と「たっぷりのシャワーで温まる」を両立

長嶋 『キレイストシャワーミスト』の特徴は、「センシティブミスト」と「ウォームシャワー」という2つの水形を搭載しているところです。とりわけ「センシティブミスト」は細かく広がるふわふわのミストがポイント。
そのやわらかさを実現するため、開発者とデザイナーである2人に設計してもらいました。

細かく広がるふわふわのセンシティブミスト

流量感のあるぬくもるシャワー

笹谷 開発の順番としては、長嶋さんの企画を受けて、私が外観のデザインを考えると同時に、今泉さんの方でも機構や水形の設計を進めていきます。

今泉 このときに水形を決めるスクリーンもつくるのですが、穴の形はモニター会社にも協力してもらい、どれがいちばんよいか検証・調整を繰り返しました。
そしてその中で最適なものを、量産まで視野に入れて金型に落とし、最終的な形にしていったんです。

笹谷さんから最初に出してもらったデザインから、だいぶ造りが変わりましたよね。

試作を繰り返して出来上がった『キレイストシャワーミスト』

完成したものは、ミストの出る18個の穴をスクリーン全体へ均一かつランダムに配置しています。
穴の直径は1mmと、他社と比べて小さいですが、穴の大きさとミストの細かさはイコールではありません。実際に出るミストの細かさは、穴の配置が大事です。

ミストの粒が小さくても穴の配置によっては集合体になり、肌当たりが強くなってしまいます。そこでミスト同士が重ならないように、ランダムにしているんです。

笹谷 ランダムにしたのには、もう一つポイントがあります。
一般的に、ミストとシャワーの出る穴は別のシャワーヘッドが多く、『キレイストシャワーミスト』も分けています。
ただ、そうするとシャワーを浴びた時に“中抜け感”を覚える場合もあって。顔を洗うときはミストでやさしく。シャワーを浴びる時はたっぷりとした水流でしっかり温まるように調整しています。

確かな機能性がさらに輝く高揚感のあるデザイン

笹谷 今回のデザインで目指したのは、使うたびに高揚感のある姿です。その上で、暮らしに溶け込むようなものを考えました。

浴室のデザイン・空間にマッチするデザイン

たとえばよく見ていただくと、スクリーンのミストが出るところにパターンが入っています。
これはミストがパーッと出てくるイメージから着想して、細い線が波打っているようなデザインにしました。

全体も洗練されたデザインだが、スクリーン部分も特徴的なあしらいに

また、手元に浄水に切り替えるボタンをつけたのも特徴です。
なぜこうしたかというと、水形の切り替えとは別にしたかったからです。この2つの機能が一緒だと、操作するときに分かりづらく、パッと切り替えられません。

そこで、水形切り替えは横でスライド式にして、浄水切り替えは手元に持っていき、押しやすいボタン式にしました。

ボタン1つにも開発者のこだわりがつまっている

ボタンも最初はもっと大きくしたり、色を変えたり、極端にシンプルにしたり、いろいろ考えたんです。
その中でシンプルすぎても何かが足りないと、指の腹に沿うように窪ませて、アクセントになるよう周りに白い枠をつけました。

今泉 そうだったんですね!浄水を示すマークもたくさん考えていましたよね。

笹谷 はい。どうしたら「浄水」ということをわかっていただけるのか。英語で「押す」を意味する「PUSH」、浄水ピクトグラムの大きさを変える、浄水ピクトグラムの数を増やすなど……。どれだけの人が認識できるかモニター取った結果、シンプルに浄水ピクトグラム1つだけを入れるデザインになりました。

浄水を示すマークの制作過程

それから「takagi」のロゴは、背面下にさりげなく入れています。ボタンの浄水ピクトグラムもそうですが、金型に掘り加工をしてからテクスチャを施し、その上からメッキをかけているので、視覚的に綺麗に見えます。
長く使っていただくものですから、美しい姿を少しでも長くお楽しみいただけるかなと。

長嶋 2人に多くの技術とアイデアを詰め込んでもらって、4年越しの想いが無事に形になりました。

ミストの研究を始めた当初から振り返ると、大袈裟ではなく別物ぐらいの細かさと肌あたりの柔らかさになりました。
手前味噌ですが、シャワーを使うことに不安感がない、安心して使える製品になったと思います。

お風呂は毎日のことですので、肌が弱いと自覚されている方はもちろん、ご家族がいる場合はみなさんが「心地いい」と感じていただけたら嬉しいです。

Profile

株式会社タカギ 製造本部 開発部 商品企画課 長嶋 礼子
2018年に中途入社。入社当時から商品企画に携わる。蛇口一体型浄水器『LC』の企画開発や、ブランディングも担当する。

株式会社タカギ 製造本部 開発部 商品企画課 笹谷 啓太
2019年にタカギへ入社し、北九州へ。散水商品のプロダクトデザイン、パッケージデザインなどに従事したのち、商品企画課で、タカギ全般の新商品の企画、プロダクトデザインに携わる。

株式会社タカギ 開発部 水栓商品開発一課 今泉 凌佑
2020年に入社。水栓商品開発課に配属。『キレイストシャワー』の開発にも携わる。



通常価格:24,200円 (税込)
特別価格:22,000円 (税込)

関連記事

ページの先頭へ