うつわでちょっとした「特別感」を。食卓がパッと華やぐテクニック

こんにちは、テーブルコーディネーターの菅野 有希子です。

前回記事(毎日の食卓がもっと素敵に!うつわ選びで洗練する3つのポイント)では普段使いの食器をワンランクアップさせる3つの技をお伝えしました。

でも、「普段使いの食器はオシャレになれそう!だけど、これから控えている年末年始はクリスマスにお正月にとハレの日の食卓が悩ましい……。」そんな方もいらっしゃるかもしれません。

確かにふだん使いの食器だけだと「特別感」が出ないですよね。とはいえ、年に一回のためだけに食器を買い揃えるのも躊躇しちゃう。そんな方に、いつもの食器にちょい足しするだけでパッと華やぐテクニックをお伝えします。

年末年始の華やかな食卓にちょい足しアレンジ

まずお料理をメインで盛り付けるのはいつもの食器。そして、テーブルの中央のお飾りと銘々の取り分け皿やカトラリーに特別感を仕込みます。新しく用意するのは、キャンドル、オーナメント、お花屋さんで気軽に変えるグリーンの枝物一本、赤いナプキンのみです。

クリスマスなら

クリスマスムードを盛り上げるキャンドルとオーナメントをカッティングボードに載せて、ヒバの枝を短く切ったものをガサっと添えてテーブルの中央に。この飾りがあるだけでグンとクリスマスムードが高まります。銘々皿は白い食器を選び、カトラリーの下には赤いナプキンを。食器を買い揃えなくても小物を少しプラスするだけで十分クリスマスらしさを演出できます。

お正月なら

お正月にも、少しだけグッズや並べ方を変えることで同じようなテーブルセッティングを使い回ししつつ雰囲気を変えることができます。カッティングボードから陶器の角皿に差し替え、クリスマスを感じるグリーンの枝物からお正月を感じる松の枝や南天に。赤いナプキンはクリスマスの時はダイヤ型に置いてカトラリーを添えていましたが、今度は正方形に見えるように位置を変えてお箸置き代わりにしてみました。

これなら新しい食器を買わなくても、ほんの少し飾りのアイテムを添えるだけでいつもの食卓に年末年始の華やかなムードを添えられるのではないでしょうか?
今回カッティングボードや角皿を使用しましたが、これに限らずデコレーションをまとめられるものなら他の平皿やカゴなどなんでも大丈夫です。
食器をわざわざ買い揃えるほどではないけれどちょっと年末年始のムードを出したいなという時には試してみてくださいね。

良いうつわはあってもなくても生活には困らないものですが、素敵な食器があるだけで日々の心の潤いや毎日のモチベーションは変わります。当たり前の日常がちょっと輝く手助けに。食器選びの参考にしていただけたら嬉しいです。

菅野 有希子(すがの ゆきこ)さん
テーブルコーディネーター /プロップスタイリスト

会社員を経て2016年独立。雑誌・書籍・WEBメディア等で、食からインテリアまでライフスタイル提案のスタイリングを幅広く手がける。
“暮らしを楽しむ”をテーマに小規模な撮影ではフォトグラファーを兼ねることも。
リノベーションしたマンションで一人暮らしするうつわ愛好家。
SNS(Instagram/X):@yukiko130

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