矢沢心と考える「環境への小さな配慮」 身近なことから地球の未来へのアクションを

お子さんたちと普段の会話の中でSDGsについて話すことも多いという女優・タレントの矢沢心さん。日常生活で気軽にできる「環境へのアクション」は、お子さんたちと一緒に積極的に行うようにしているとか。そんな小さな心がけは、日々の暮らしをより気持ちのよいものにしてくれるそうです。
環境への小さな配慮を大切にする矢沢さんの毎日についてお聞きしました。

矢沢心(やざわ・しん)さん

女優・タレント。1981年生まれ。2007年に格闘家の魔裟斗さんと結婚し、2女1男の母として育児に奮闘中。タカギの浄水器は長女誕生直後の2012年から愛用している。

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親子の日常会話にも登場するSDGs

──子育てをしていると環境への関心も高くなると思いますが、普段から意識していることや実際に行動していることはありますか。

矢沢さん(以下、矢沢) 子どもたちが学校でSDGsを勉強してくるので、家でもSDGsについて話すことはよくあります。子ども向けのSDGsの分かりやすい本があったので購入して渡すと、「この話は学校で習った!」「これは聞いたことがある」なんて言いながら、興味深そうに読んでいます。

基本的に「ゴミをなるべく出さない」「ムダはなくす」「環境にできるだけいいことをする」というのは、大人も子どもも当たり前のこととして意識しながら生活しています。

具体的なアクションとしては、ペットボトルのキャップ集めは、ずいぶん前からやっています。使用済みキャップを集めて回収し、世界の子どものワクチン購入費用として寄付となる支援活動です。近所の病院や子どもたちの習い事の場所でもキャップを回収しているので、日常生活の範囲で行動にすぐ移せるのが助かっています。

今では当たり前になりつつありますが、エコバックを持ち歩くのも、家族全員でやっています。わが家では、子どもたちも含めて各自がそれぞれの「マイバック」を持っているんです。夫のカバンにもいつもエコバックが入っていて、ちょっとした買い物などに使っています。子どもたちは学校のカバンにエコバックを入れておいて、学校から持ち帰るものがあるときにも便利に使っていますね。

──環境について、お子さんたちとはどんな会話をしているのですか。

矢沢 食べ物についてはよく親子で話していますね。私がよく子どもたちに話しているのは、「食べ残しをすると、それを作っている農家さんは悲しいよね」ということや、「肉や魚、野菜も大切な『命』をいただいているんだよ」ということです。

少し前に、飼っていた愛犬が亡くなってしまったこともあり、「命」について子どもたちが考える経験もありました。そういう中で、より「命の大切さ」を日常から感じてほしいなと思っています。

積極的に親子でリユース・リサイクル

──食のほかに「ムダにしない」ために気をつけていることはありますか。

矢沢 洋服や本のリサイクルは、まとまったら自宅に取りに来てもらうサービスを利用しています。外出先でもリサイクルボックスを設置しているところがあるので、そこに持ち込むことも多いですね。

使わなくなったものをゴミとして出すのは簡単です。でも、コンディションがよくて、まだまだ使えるのであれば、どんどんリユースしたほうがいいですよね。洋服や本に限らず、家具や家電も粗大ゴミにしなくて済む方法を考えるようにしています。その辺りの感覚は、子どもたちもかなりしっかり身についていますね。

──矢沢さんご愛用のタカギの浄水器では、定期的に浄水カートリッジを交換しますが、使用済みカートリッジをリユースしている方も多くいらっしゃるんですよ。

矢沢 浄水カートリッジに活性炭を使っていて、いろいろリユースできるというのは聞いたことがあります。私もやってみたいな、と前から興味があったんです。脱臭剤にして靴箱や冷蔵庫に使えるんじゃないかな、とか。

──天日干しなどをして乾燥させてから脱臭剤として使っているユーザーの方は結構いらっしゃるようです。簡単なカバーなどを作ったり、両面テープで壁やごみ箱に貼り付けたりする方法をSNSでアップしている人もいます。

(浄水カートリッジのリユース方法について詳しいコンテンツはこちら!)

矢沢 面白いですね、すぐできそうなので、ぜひやってみたいです。シューズクロークや靴の中、車の中にポンっと置いてもいいですね。

テープで壁やごみ箱に貼り付けるというのも、場所を取らないから参考になりますね。 カバーを作って紐を通せば、もっと使える場所が増えそうですね。

豊かな自然に囲まれて過ごす家族の時間

──家族で自然に触れ合う機会もよくあるのでしょうか。

矢沢 夏休みや冬休みは自然のある場所に旅行に行って、海で泳いだり、雪遊びをしたりするようにしています。子どもたちが小さいうちは家族で一緒に過ごす時間を大切にしたいので、家族旅行はできるだけあちこち出かけています。特に自然に囲まれた場所は子どもたちの感性を育んでくれますし、家族の思い出をより鮮やかなものにしてくれます。

私は、日本に生まれたのだから、日本の美しい四季を見て、感じて体験してほしいと考えています。そういう幼いときの原体験は、大人になったときにきっと自分の中の軸の一つになっていくんじゃないか、と思っています。

2021年の秋には家族で青森県の奥入瀬遊歩道に行ってきました。通信機器から離れてどっぷりと自然に囲まれて過ごしてみたかったんです。森の中の散策道を歩いていると、水が流れている音がしたり、魚が飛び跳ねていたり。木でランタンを作ったり、苔玉作りにも挑戦して、子どもたちもすごく喜んでいました。

生命の源の「水」を大切に使いたい

矢沢 そういう豊かな自然の中で過ごすと、この自然をずっと守り続けたいという気持ちを改めて感じます。

家族で石垣島に行ったときは、青い海の中でベージュや薄いブルーに「白化」した珊瑚を見て、すごく考えさせられました。これは温暖化による海水温度の上昇が原因のひとつだといわれているんですが、そういう状態の珊瑚には魚も少なかったです。以前はもっとカラフルな珊瑚が広がっていて、色とりどりの魚たちがたくさんいたという写真を見せてもらって、眼の前の海とのギャップに子どもたちも驚いていました。

子どもたちは「石垣島はこんなに広い海なのに魚が少ないね」と、体感として「温暖化」の意味を理解できたようです。そこからまた何かを考えたり、行動に移せたらいいですよね。

海、そして水は、私たちにとって「生命の源」である特別なものです。そう考えると、生活の中でも、大切に水を使っていきたいなと改めて思います。

──今回は、矢沢さんがご家族で取り組まれている「環境への小さな配慮」についてお伺いしました。
たくさんのお話をいただきありがとうございました。

矢沢さん着用ピアス:viola(ロードス)、着用リング:SAFFRAAN
ヘアメイク:藤井まどか(TUNE)/ スタイリスト:田中トモコ

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