エクステリアの掃除方法の基礎知識
エクステリアの掃除は、玄関ドアや外壁、ウッドデッキ、門扉など、場所ごとに掃除方法が異なります。それぞれに合った方法で掃除をすると、汚れが落ちやすくなるでしょう。ここでは、掃除の場所ごとに掃除方法の基礎知識を解説します。
外壁・玄関ドアの掃除方法・お手入れ方法
ウッドデッキの掃除方法・お手入れ方法
ウッドデッキの掃除に使用する洗剤は、中性洗剤を選ぶのがポイントです。中性洗剤は食器用洗剤や洗濯用洗剤など、さまざまな用途で使われています。アルカリ性や酸性の洗剤と比べて洗浄力は劣りますが、その分素材が傷つきにくいことが特徴です。一方、酸性やアルカリ性などの洗剤は素材の劣化を早める可能性があるため、ウッドデッキを掃除する際は使用を控えてください。
デッキブラシやスポンジは適度な固さのものを選ぶ
デッキブラシやスポンジを使って掃除をする場合は、固すぎない素材のものを選ぶ必要があります。金属製のデッキブラシやスポンジは、ウッドデッキを傷つける可能性があるため注意が必要です。中でも天然木のウッドデッキは、柔らかい素材で傷がつきやすいため、使用しないようにしましょう。
漂白剤を使用する際は使用方法を守る
漂白剤を使用する場合は、複数の洗剤が混ざらないように注意する必要があります。酸性の洗剤と塩素系漂白剤が混ざると、有毒ガスが発生する場合があるため危険です。また、使用する際には必ずゴム手袋を装着しから扱い、素手で触れてはいけません。
漂白剤を水で流す際にも注意が必要です。漂白剤を含む水がウッドデッキの周辺に流れ出てしまうと、植物が枯れるおそれがあります。プランターや庭の植物に水がかからないように注意してください。
ウッドデッキを長持ちさせるためのお手入れ方法
ウッドデッキの劣化を防ぐためには、日頃のメンテナンスが重要です。こまめにお手入れをすることで、ウッドデッキが長持ちしやすくなります。
普段のお手入れ
天然木のウッドデッキは、湿気によってカビやコケが生えやすくなります。そのため、ウッドデッキの上にプランターやエクステリア用品を置いている場合は、ときどき移動させて湿気がたまらないようにしましょう。
また、掃き掃除や排水溝の掃除も日常的に行うことが大切です。
1~2年ごとに塗装をする
天然木は1~2年ごとの再塗装が必要です。
塗装剤は、木材保護着色剤(オイルステイン)や木材保護塗料を使用します。木材保護塗料は見た目がきれいになるだけでなく、防腐剤や防カビ剤、防虫剤の効果を含むものもあり、ウッドデッキの腐食防止にも効果的です。
塗装をする際はウッドデッキを掃除し、ヤスリで表面を滑らかにしておきます。薬剤を刷毛や布に含ませて、木目に沿って塗装してください。半日乾燥させたら、同じように薬剤を上塗りしていきます。薬剤がしっかりと乾いたら完成です。
門扉とフェンス/ポストの掃除方法・お手入れ方法
虹彩現象とは、セメントや空気中に含まれる成分がタイルの表面に付着して油膜のように見える現象のことです。虹彩現象による汚れが目立つ場合は、ナイロン製のたわしでこすり洗いをし、水で洗い流してください。
ポストを掃除するときは、まず中の砂埃を落とし、ポスト内を全体的に水拭きして乾燥させましょう。外側も同様に水拭きをして乾燥させます。ポストの内部がしっかり乾燥したら、