浄水基礎知識
水のおいしさを活かす、ご飯を炊くときのポイントを紹介します
キッチンの浄水器は、毎日の調理の強い味方。味を損なう塩素や雑味を取り除いた水でご飯を炊けば、ふっくらおいしく炊きあがります。浄水を使っておいしく炊くちょっとしたコツをご紹介します。
お米を研ぐ、ごはんを炊く
研ぐ段階から浄水を使うのがポイント
もちろん炊くときは浄水で
上手に使うポイント①
お米は「乾物」です!最初に水に触れた段階からどんどん水を吸収しますので、お米を研ぐところから浄水を使いましょう。
おいしいご飯を炊くためには、炊くときだけではなく、研ぐところから浄水を使ってください。水につけた瞬間から、お米は吸収できる水分の6割を一気に吸収しようとします。
上手に使うポイント②
きちんと浸水させること。炊飯で大切なのはお米をふっくらとさせ甘味や粘りを引き出す「糊化」という作用ですが、糊化のためにはお米に十分に水を吸わせることが大切です。
ちなみに、浸漬時間とお米の吸水率の関係ですが、20分までの吸水率は急激に上昇。その後60分までは緩やかな増加、60分以降はほぼ変化がありません。お米をふっくら炊き上げるために、炊く前に30分程度浸水しましょう(冬場は水温が低いため30~60分)。
〈実験〉 お米はどのぐらいの量を吸水している?
お米はどのぐらいの浄水を吸水しているのでしょう? 最初の水をどのぐらい吸水するのか実験してみました。
実験方法:米3合に水600mL(3カップ)入れて15分放置する。
結果は➡600m Lが500m Lに! 米3合では100m Lを吸水!
お米1合あたり30mL強の浄水を吸収していることに。そもそも、炊飯にはお米の重さの1.2倍の水を使います。つまり、お米を食べることは水分をとることでもあります。その水の割合を考えると、私たちは毎日いかにたくさんの水を食物からも摂取しているかわかります。おいしい水でご飯を炊く大切さが実感できますね。